哲学の中で、今に活かそうとするならば、アリストテレス(B.C.384 - 322)の四原因説(しげんいんせつ)が良いと感じた。
その理由は、物事の本質を捉えようとする思考法であり、尚且つ本質は現実世界の目の前にあるという主張だからである。
ただし、アリストテレスが主張する本質は物事の存在有無に関わる根幹であるので、我々が普段ビジネスや投資話で使う「本質」とは意味合いが異なる。しかしながら、この思考プロセスは本質を見極める上で役に立つと考える。
内容はこうだ。
物事が存在・変化する理由には、質料・形相・起動・目的の四つの要因がある。
こんなイメージだろう。
1. LED式信号機はなぜ存在しているのか?
●質料=アルミニウム製またはポリカーボネート樹脂製の筐体(きょうたい)・LED基板・レンズ・反射鏡・小型カメラ
↓
●形相=LED式信号機の設計図[〇〇〇]、信号機のイメージ(目的のために何ができれば良いかをイメージすると湧いてくるのか。信号情報や危険情報の提供。)
●起動=製造・施工(その事物を形成していく力。実体としては形相や目的と同じと考える。)
●目的=道路における交通の安全を確保するため(見やすさ、常時点灯)、交通の流れを円滑にするため、自動運転車が安全に走るため、利益のため(LED式は従来の電球式に比べ長持ちであり電気代も安い)
哲学的な問いかけとして、
2.人間はなぜ存在しているのだろうか?
ここでは、性の次元と実現・承認の次元で考えてみたい。
●質料=脳、臓器、筋肉、骨、血、水、毛
↓
●形相=完成された人間の形
●起動=飲食(栄養)によるエネルギー脳の正常な働き、臓器の正常な働き /
生きる活力=モチベーション(自らやりたい気持ち - 楽しいから、気持ち良いから、満足できるから、他の人に喜んでもらえるから、他の人が頑張っているから、達成することへの喜びから、達成して嬉しいから*自己効力感、自己肯定感が高い「この行動を続ければ達成するだろう」「できそう」「自分はできると信じている」、状況が改善して嬉しいから*状況効力感が高い「なんとかなりそう」「この行動を続ければ良くなるだろう」、GAPを埋めることで幸せを感じるから、無から有への喜びから、不要の滅却への喜びから)
(外部からの刺激、圧力 - これは自らの意志ではないため、モチベーションを維持するには自らやりたいという気持ちの変化が必要であると考える)
●目的=子孫繫栄のため / 自己実現のため・他者からの承認のため
皆様の生きる活力=モチベーションを抽象的でも具体的でも良いので、教えていただきたいです!
笑顔で楽しく生きていきたいですね。
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