哲学の中で、今に活かそうとすると何が良いだろうか?
まず、哲学を語る上で古代ギリシャは外せないだろう。
なぜなら、イスラム哲学をはじめ、近代・現代哲学にも大きな影響を与えたからだ。
哲学の祖と言われ、「無知の知」で有名なソクラテス(B.C.469 - 399) は、古代ギリシアの哲学者だ。
そのソクラテスの弟子が、プラトン(B.C.427 - 347)である。プラトンは、イデア論を唱えた。イデア論とは、「真に存在するのは観念(イデア)で、現実世界はその観念が様々な形をとって現れたものだ」とする考えである。
美とは何か?
私たちは、美が何であるかを完全に説明できない。【無知】
しかしながら、何か美しいと感じるのは、ある意味で美を知っているからそう思える。【知】
なぜ私たちは不完全ながらも美のイデアを知っているのか?
それは転生輪廻で、既に生まれる前の魂の世界で、何か美のイデアを知っていたから。
これが想起説です。
私たちは生まれる前にイデアを知った。しかしながら、生まれたときにそれを忘れてしまう。私たちは生まれてから、感覚などを契機として忘れられたイデアの記憶を想い起こす。つまり学習とは想起に他ならない。
星(★)のイデアが分有されて、すなわちコピーされたものがこの世(感覚世界)に存在しているという考え方だ。
星のイデア → ☆
★ → ❀
→ ✯
このイデア論に異を唱えたのが、プラトンの弟子のアリストテレス(B.C.384 - 322)である。
我は、哲学の中で、今に活かそうとするならば、アリストテレスの四原因説(しげんいんせつ)が良いと感じた。
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