販売実績を元にしたランキングで購入を検討される方も多いだろう。
しかしながら、短期売買が多い投信が上位にくることが考えられる。
短期売買では、手数料の高い投信で利益を出すのは難しい。
【手数料一覧】
・購入時手数料(販売会社が定める手数料率を乗じて得た額)
・信託報酬(投信を保有している期間にかかる管理費用)
*信託報酬=運用期間中の基準価額×信託報酬率
・信託財産留保額(運用の安定性を保つために購入時か解約時にかかる場合がある)
・解約手数料
・その他の費用および手数料(ファンドの監査費用、有価証券売買時の売買手数料、信託事務の諸費用、目論見書・有価証券届出書・有価証券報告書・運用報告書作成などの開示資料の作成、印刷にかかる費用及びこれらに対する税金等)
そこで、良く使われるトークがドル・コスト平均法だ!
これは一定の金額で、異なるタイミングで定期的に買っていく手法のこと。
例:2万円で、毎月投信を買う。
これをやっていくと、
投資期間中が下げ相場の場合、一括で投資した場合に比べると大きなメリットを享受できる。平均コストが安くなるからだ。
投資期間中に大きなアップダウンがあった場合も、一喜一憂することなく、高くなった時に売却すれば投資は成功するだろう。
それでは、投資期間中が上げ相場の場合はどうだろう?
最初に購入した時点からどんどん上がり続けた場合、当然最初の時点で一括購入した方が平均コストは安くなる。
ドル・コスト平均法で何十年も使えない資金を作ることは、他の投資や他の事にお金を使えなくなるというデメリットもある。つまり、機会損失だ。5年後に他の投資が適していると思っても、その時点で積み立てていた金額が大きなマイナスであれば売却をためらうだろう。
また、投資対象が一つであれば、例え時間の分散をしたとしても資産の分散にはならないことも心に留めておくべきだ。
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